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ED治療薬が効かない場合の治療法

現在のED治療は、バイアグラなどの薬を使ってみて、その効果を判定することから始めます。その結果、十分な効果がなかった場合には、注射や勃起補助具などの治療が検討されます。

薬を直接注射する「ICI」とは

ED治療の第一選択は、バイアグラなどのED治療薬になります。ED治療薬は、血管の拡張を手助けする薬です。

しかし勃起が起こるには、それ以前に性的刺激が神経を通して陰茎に伝わっている必要があります。刺激が届いたのをシグナルに、血管が拡張されるのです。 ですから糖尿病などで神経系に異常が生じている場合には、ED治療薬では十分な効果が得られません。

そのようなケースで検討される治療法に、ICI(陰茎海綿体注射)があります。「プロスタグランジンE1」という、血管を拡張させる薬を、陰茎に直接注射する方法です。プロスタグランジンE1は副作用も少なく、高い安全性が確認されています。

ただし注射後すみやかに勃起が起こるため、すぐに性行為に及ばなくてはいけない慌ただしさがあります。そのため、病院によっては医師が自己注射の方法を患者さんに教えています。

しかしICIは、日本ではまだ正式に国が認可していない治療法ですので、自己責任でおこなう必要があります。健康保険がきかないため医療機関によっても費用は異なりますが、1本につきおよそ6,000~10,000円が相場です。

圧力で勃起をうながす「VCDカンキ」とは

ED治療薬以外で、国が正式に認可しているものに「VCDカンキ(陰圧式勃起補助具)」があります。これはシリンダーの中に陰茎を入れ、手動ポンプで中を真空状態にすることで、物理的に勃起をうながす方法です。勃起した後は、根元をゴムパッキンでしめて状態を維持します。

薬が効かない重度のEDのほか、糖尿病や、骨盤内臓器の手術の後遺症などで神経が損傷を受けた場合にもおこなえる治療法です。

ただし挿入前に器具を使わなければいけないため、ややムードが壊れるほか、人によっては疼痛やむくみ、皮下出血などが現れることがあります。またゴムパッキンで勃起を維持するのは基本的に30分までとされており、長時間しめていると組織が壊死してしまうリスクがあるため注意が必要です。

上記のほかにも、陰茎海綿体の中に針金のようなシリコン棒を入れる「陰茎プロステーシス手術」もあります。これは海綿体組織を破壊してしまうため、他の治療でいずれも効果がなかった場合のみ適用されます。

また最近では衝撃波によって血管を再生する「ED1000」というマシンの臨床もおこなわれており、今後さらなる実用が期待されています。